CRUX
| 開発者 | ペル・リーデン(Per Lidén)、CRUXコミュニティ |
|---|---|
| OSの系統 | Linux(Unix系) |
| 開発状況 | 開発中 |
| ソースモデル | オープンソース |
| 初版 | 2002年12月 |
| 最終版 |
3.8[1] |
| アップデート方式 | ports |
| パッケージ管理 | pkgutils[2] |
| プラットフォーム | x86-64 |
| カーネル種別 | モノリシック(Linux) |
| ユーザランド | GNU |
| 影響を受けたOS | Arch Linux |
| 既定のUI | Openbox |
| ライセンス | 複数 |
| ウェブサイト |
crux |
| サポート状況 | |
| サポート中です。 | |
CRUXは、熟練したLinuxユーザーを対象とした、x86-64向けの軽量なLinuxディストリビューションである。BSDスタイルのinitスクリプトを採用し、tar.gz形式のパッケージシステムによって提供されている。他のいかなるLinuxディストリビューションもベースとしていない[3]。Portsを利用してアプリケーションのインストールおよびアップグレードを行う[4]。
「crux」はラテン語で「十字架」を意味するが、「CRUX」という名称自体には特に意味はない。ペル・リーデンがこの名前を選んだのは、「かっこよく聞こえる」うえに、IRIX、Ultrix、Mac OS X、IBM AIXなどの他のUnix系と同様に「X」で終わるからである[5]。
インストール
[編集]CRUXにはGUIによるインストールプログラムは含まれていない。ユーザーはCDまたはフロッピーディスクに保存されたカーネルを起動し、fdiskやcfdiskなどのプログラムを用いてハードディスクドライブのパーティション分割を行う。その後、各パーティションに適切なファイルシステムを作成し、パッケージインストールスクリプトで使用するためにCDまたはNFSマウントする。次に新しいカーネルをコンパイルし、ブートローダをインストールする。これらすべての操作はシェルコマンドによって行われる[6][7]。
パッケージ管理
[編集]CRUXは、パッケージ管理のためにBSD系オペレーティングシステムに類似したインフラストラクチャを実装している。パッケージは、シェルスクリプトであるPkgfile、プログラムの動作を調整するために必要なパッチ、ダウンロードしたファイルの完全性を検証するためのmd5sumハッシュ、パッケージに含まれるファイルを列挙したフットプリントファイルから構成される。これらのファイルはCRUXのソフトウェアリポジトリからダウンロード、コンパイルされ、pkgutilsのフロントエンドであるprt-getを用いてインストールされる[2]。ソフトウェアソースはPkgfile内に指定されたアドレスの各上流のウェブサイトからダウンロードされる。
リリース
[編集]| バージョン | 日付 |
|---|---|
| 1.0 | 2002年12月 |
| 1.1 | 2003年3月 |
| 1.2 | 2003年8月 |
| 1.3 | 2003年12月 |
| 1.3.1 | 2004年2月 |
| 2.0 | 2004年3月 |
| 2.1 | 2005年4月 |
| 2.2 | 2006年4月 |
| 2.3 | 2007年3月 |
| 2.4 | 2007年12月 |
| 2.5 | 2008年12月 |
| 2.6 | 2009年9月 |
| 2.7 | 2010年10月 |
| 2.7.1 | 2011年11月 |
| 2.8 | 2012年10月 |
| 3.0 | 2013年1月 |
| 3.1 | 2014年7月 |
| 3.2 | 2015年11月 |
| 3.3 | 2017年2月 |
| 3.4 | 2018年5月 |
| 3.5[8] | 2019年6月 |
| 3.6[9] | 2020年12月 |
| 3.6.1 | 2020年12月 |
| 3.7 | 2022年9月 |
| 3.8 | 2025年4月 |
レビュー
[編集]シモーネ・ロタはOSNewsでCRUXをレビューした[10]。
CRUXを使用するには、自身でカーネルとモジュールをコンパイルする必要があるため、ハードウェア互換リストは基本的にLinuxカーネル(テストされたリリースでは2.4.21)と同じである。CDにはサードパーティー製モジュールは含まれておらず、未対応ハードウェアの場合は他のマシンからドライバを取得するしかない。起動用CD-ROMカーネルは比較的少数のオプションでコンパイルされており、マシンを起動してインストールを進めるのに十分な構成となっている。
脚注
[編集]- ↑ “[ANN CRUX 3.8 released]” (2025年4月21日). 2025年4月21日閲覧。
- 1 2 “The Package System”, Handbook (Crux.nu), オリジナルのJanuary 22, 2013時点におけるアーカイブ。 2013年1月19日閲覧。
- ↑ “Interview With the Creators of CRUX and Root Linux”. OS News. 2018年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月29日閲覧。
- ↑ HomePage, Crux.nu, オリジナルのAugust 13, 2001時点におけるアーカイブ。 2013年1月19日閲覧。
- ↑ “6. Miscellaneous”, FAQ (Crux.nu), (July 22, 2008), オリジナルのFebruary 20, 2008時点におけるアーカイブ。 2012年3月26日閲覧。
- ↑ “Installing CRUX”, Handbook (Crux.nu), オリジナルのMay 27, 2010時点におけるアーカイブ。 2012年3月26日閲覧。
- ↑ “NFSInstall”, Wiki (Crux.nu), (July 15, 2008), オリジナルのSeptember 24, 2008時点におけるアーカイブ。 2012年3月26日閲覧。
- ↑ “CRUX | Main / ReleaseNotes3-5”. crux.nu. 2021年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月11日閲覧。
- ↑ “CRUX | Main / ReleaseNotes3-6”. crux.nu. 2020年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月11日閲覧。
- ↑ Review: CRUX Linux Archived 2018-06-12 at the Wayback Machine., OSNews
