あなたの音楽体験を豊かにする、アルバムレビューコミュニティ
新しい「好き」を見つけられます
気になるアルバムや参考になったレビューを保存できます
アルバムへの「好き」を数値化して整理できます
アルバム収録曲について知っていることや解釈を自由にシェアできます
今週レビューが多いアルバム
Cymbals
David Bowie
Fleetwood Mac
Ye
ハヌマーン
Elton John
George Harrison
Casiopea
Derek and the Dominos
Maxophone
Grateful Dead
Gang of Four
松任谷由実
矢沢永吉
小坂忠
Dusty Springfield
Hole
The Cribs
Dr. John
レビュー数が多い人気アルバム
NiziU
toe
SUGAR BABE
Queen
KIRINJI
Weezer
Genesis
Emerson, Lake & Palmer
Belle and Sebastian
発売から2週間以内の注目アルバム
Acidgvrl
Derign
Elissar Benjamin
Caelestia
Arcangel Legrand - Brotherswagg
Fancy Olsen
Doctor YUSUF safi
Preston Hazard
Nick Carlisle
SNVRK
Akiavel
TheEnough
SeventhString
The Monkeys 3
今週注目されているレビュー
Kansas
"アメリカン・プログレ・ハード"に分類されるカンサスの1stアルバム。ホワイト・クローヴァーというバンドを母体とし、ギター/キーボードの中心人物、ケリー・リヴグレンを加えてカンサスへと発展。主たるリード・ヴォーカリストのスティーヴ・ウォルシュは低音域と高音域を歌うときで声のトーンが異なる点が個性的で、グループのサウンドの幅を広げるのにもそこが役立っていると思う。変拍子を取り入れたり長尺曲があったりとプログレの要素はあるものの、息の合ったハーモニーやヴァイオリンを含めアメリカのルーツ・ミュージックにしっかりと根ざしており、複雑さよりも心地良さが感じられるサウンドです。
ガ
Paul McCartney
ポールが米国人プロデューサーのアンドリュー・ワットとともに数年をかけて作り上げていったという最新作で、10曲目の「Home To Us」はリンゴとのデュエット。静と動のコントラストが鮮烈なオープニング「As You Lie There」から、彼ほどのベテランとは思えないほど力強くエモーショナルな作風に驚かされます。サウンド面では全体としてバラエティに富んでおり、過ぎ去った日々に目を向けた「Days We Left Behind」や「Down South」などの楽曲はアコースティックな曲調。そうした中でサイケ風の「Mountain Top」や爽快なギター・ロック・ナンバー「Come Inside」なども良いアクセントになっています。ほかにも、メロトロンの音色や間奏のアレンジに「The Fool On The Hill」や「Strawberry Fields Forever」の面影が浮かぶ「Never Know」、「Your Mother Should Know」のようなポール節を感じさせる「Life Can Be Hard」、ピアノと荘厳なストリングスに乗せて強い女性の姿が描かれる「Momma Gets By」など個性的なトラックが多数。ポールの子供時代への回顧が一つのテーマになっているようですが、数年のうちに少しずつ作られていったということを考えても、サウンド面に関しては「2020年代前半のポール・マッカートニー楽曲集」というようなイメージが合うかもしれないと感じました。
King Crimson
1969年10月にリリースされたこの作品は、プログレッシブ・ロックという新しいジャンルの礎を築いた歴史的な一枚です。ロック音楽にジャズ、クラシック、シンフォニックな要素を融合させ、それまでの常識を覆す革新的なサウンドを提示しました。 ## 評価のポイント 冒頭を飾る「21st Century Schizoid Man」は、攻撃的なギターリフとジャズ的なホーンワーク、そして戦争への鋭い批判を込めた歌詞で、聴く者を圧倒します。一転して「I Talk to the Wind」では穏やかなフルートとフォーク調のメロディが広がり、アルバム全体のダイナミックな構成を予感させます。メロトロンが織りなす壮麗な音の絨毯が印象的な「Epitaph」や、タイトル曲「The Court of the Crimson King」は、時代を超えた普遍的な美しさを持っています。楽曲の構成は組曲形式を採用しており、一曲一曲が複数のパートから成り立つ緻密な作りになっています。 本作の特筆すべき点は、実験性と聴きやすさのバランスです。12分を超える大曲を収録しながらも、メロディの美しさや感情表現の豊かさによって、プログレッシブ・ロックに馴染みのないリスナーにも訴えかける力があります。バリー・ゴッドバーによる象徴的なジャケットアートも、音楽の持つ不穏さと幻想性を見事に表現しています。 ## 関連作品・その他のおすすめ 本作に続くプログレッシブ・ロックの名盤として、Yes『Fragile』、Genesis『Foxtrot』、Emerson, Lake & Palmer『Tarkus』などが挙げられます。また、King Crimsonの他作品では『Red』や『Larks' Tongues in Aspic』も高い評価を受けています。 ## 注目トラック 21st Century Schizoid Man Epitaph
AlbuME AIAI
「おせっかい」しかり、片面に大曲がドンとあるようなアルバムってその曲がどうしてもメインになりがちなので評価が結構難しい。これも「Watcher of the Skies」を含んではいるが、基本的には「Supper's Ready」への助走という感じがしてしまう。それでも「Supper's Ready」(全歌詞をイラスト化した動画がYouTubeに上がっている)はこれぞジェネシスという力作だし、ハケットによる小品の「Horizons」も大好き。
guguguduck
Roxy Music
1982年にリリースされた本作は、ロキシー・ミュージックの最後のスタジオ・アルバムとなりました。かつての前衛的なグラム・ロックから一変し、ここには成熟した大人のポップ・ミュージックが広がっています。 ## 評価のポイント アルバム全体を包み込むのは、夢のように美しいシンセサイザーの響きと、ブライアン・フェリーの憂いを帯びた歌声です。ソフィスティ・ポップというジャンルの先駆けとされる本作は、ジャズやトラディショナル・ポップの要素を取り入れながら、極めて洗練されたサウンドを作り上げています。特筆すべきは録音の美しさで、一音一音が丁寧に磨かれ、まるで宝石のように輝いています。 「More Than This」の切ないメロディーで幕を開け、タイトル曲「Avalon」では女性ボーカルも交えた幻想的な世界が展開されます。アンディ・マッケイのサックスやオーボエが、楽曲に深い情感と哀愁を添えているのも印象的です。商業的にも大成功を収め、イギリスのアルバムチャートで3週間1位を獲得したのも納得の完成度です。 ## 関連作品・その他のおすすめ 同じような洗練されたサウンドがお好きなら、スティーリー・ダンの「Aja」や、ブルー・ナイルの「Hats」もおすすめです。また、本作の影響を受けたアーティストとして、デュラン・デュランやスパンダー・バレエなどのニュー・ロマンティック勢も聴いてみる価値があります。ブライアン・フェリーのソロ作品「Boys and Girls」は、本作の延長線上にある作品として必聴です。 ## 注目トラック More Than This / Avalon / While My Heart Is Still Beating
The Zombies
1968年にリリースされたこのアルバムは、バロック・ポップとサイケデリック・ポップが見事に融合した、60年代屈指の傑作です。美しいメロディと精緻なアレンジメント、そして温かみのあるハーモニーが全編を彩ります。 ## 評価のポイント 繊細なボーカルとオルガン・ピアノによる優雅なサウンドが何より魅力的です。メロトロンを効果的に使った重層的なアレンジは、クラシック音楽の影響を感じさせる上品さがあります。「Care of Cell 44」の軽快なオープニングから、「Time of the Season」の妖艶な雰囲気まで、12曲それぞれが異なる表情を持ちながらも、全体として見事な統一感を保っています。ローバジェットで制作されたとは思えない完成度の高さには驚かされます。リリース当初は商業的に失敗しましたが、時代を経て再評価され、現在では60年代を代表する名盤として多くのアーティストに影響を与え続けています。 ## 関連作品・その他のおすすめ ビーチ・ボーイズの『Pet Sounds』、ビートルズの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』などバロック・ポップの名作がお好きな方には特におすすめです。また、レフト・バンクやホリーズといった同時代のバンドもチェックしてみてください。 ## 注目トラック Care of Cell 44、Time of the Season、A Rose for Emily
Styx
洋楽小僧だったころ、たまたま聴いた「The Best Of Times」に衝撃を受けてすぐTSUTAYAに走ったのを鮮明に覚えています。シカゴに実在した劇場の盛衰をテーマにしたコンセプト・アルバムで、「The Best Of Times」と同じメロディーが冒頭と終わりにも1回ずつ登場する構成。音楽的にも作曲者/リード・ヴォーカリストが複数人いることでヴァラエティに富み、全編通して一切飽きさせません。所有している英国盤のレコードは非常に音がクリアかつ爆音で、冒頭の「A.D. 1928」で音量を控えめにしておかないと「Rockin’ The Paradise」で慌てて音量を絞るハメになります。
Spandau Ballet
「Pleasure」「Communication」「Foundation」などダンサブルな良曲が並び、最後に名曲「True」が待ち受ける構成の秀作。トニー・ハドリーのシンガーとしての存在感が好き。
ポップ路線のウィーザー。「California Kids」、「Good Thing」、「L.A. Girlz」などなど、ギターは歪んでいてもポップでどこかノスタルジックな楽曲が並ぶ。オリジナル盤は短くて超アッサリ。大好きなアルバム。
今週注目されている楽曲解説
日本の女性ファンから届いた手紙を基に、リヴァースがその人のことをあれこれ妄想し、海に隔てられていることを悔やむ内容。僕は手紙をもらった、きみにはこの歌を贈ろう、という話。
The Police
作曲はベース/ヴォーカルのスティングで、パリの風俗街を歩いていたときに思い浮かんだもの。一方、ロクサーヌというのは戯曲の「シラノ・ド・ベルジュラック」に出てくるヒロインの名前から取られているとか。ポリスのバンドとしての代表作であり、スティング自身の代表作。マネージャーのマイルズ・コープランドがこの曲を気に入ってA&Mレコードに売り込んだことで契約が決まったらしい。最初はヒットしなかったが、ライヴ活動で人気が出てから再リリースされて全英チャート12位のヒットになった。 スティングのセクシーな歌声も歌の内容によく合っている。人気曲の割に有名なカヴァーとかは少ない印象だが、ジョージ・マイケルとかフォール・アウト・ボーイなんかもカヴァーしている。